1週間のお休みをいただきまして、本日から営業です。よろしくお願いします。
んで、しょっぱなから、これ↓
大間の本マグロ。
「(値段が)高いからいらない」って言ったんだけど、まぐろやさんが用意してくれていたみたいなので、買ってきました。(うちのかんたろうの「儲からない小言」の恐怖もあり、三連休だけど、お正月明けなので、ちょっと少なめにしてきました。それでも5.8キロぐらいはあったのかなぁー。 )
なので、なくなるまで、すべてのコース料理にて大盤振る舞い!します。よろしく。
===========================
2日の日のお昼に京都、南禅寺の瓢亭さんへ、ミシュランのお祝いもかねた新年のご挨拶に伺ってから、一路金沢へ飛びました。目的は三つ。1、おいしい料理。2、陶芸作家、須田青華。3、温泉。
木村さんにご紹介していただいた店、音羽屋さん。ご亭主は、金沢を代表する料理人と言われている宇波請治さん。金沢のラジオ局で、現在に至るまで9年間も料理番組を続けていらっしゃる。
「料理のことで、よくも9年間もしゃべることがありますね。いつもどんなお話をされているんですか。」
といきなり質問攻めで始まる。
「自分でもよく本当に続いていると思うけど、その時々になれば、けっこう話すことって出てきますわ。」とのこと。
何でも、毎回、原稿をピシッと書いてご出演されているらしい。これはすごい!なかなかできることではない。職人気質の一端を垣間見る。
本をお読みになることが好き、とも木村さんから聞いていたので、
「いつもどんな本をお読みになるんですか。」
「歴史。」
実を言うと、歴史に関しては、ボクもちょっとうるさいほうである。
「どの時代ですか。」
「全部。最近はオバマ。全部読んじゃって、もう読む本がないのよ。」
それはきっと歴史小説のことだろうから、歴史家の会田雄次さんとか、国文学研究家で日本の歴史に透徹している谷沢永一さんのことは知らないかもしれない。最近の人で言えば、佐藤優さんとか・・・。でも、この話題はこれぐらいにして、次から次へと出てくる料理のほうに神経を集中していくことにした。そのためにここまできたんだから。
途中、料理の感想を聞かれたので、「ご主人が34年間、試行錯誤して、たどり着いた味だということが良くわかります。音羽屋の味になっています。」と答えた。これは見下して言っているのではない。最近、ひとつのことを、バカの一つ覚えのように追及し続ける人が本当に少なくなっている。だから、料理も、人間も、非常に底が浅い。少なくとも名古屋では、右を向いても、左を向いても、そんな人ばかりだ。そういう意味では、ご主人の宇波さんはなんとも立派である。きっとこれが金沢を代表するゆえんなのであろう。まさに金沢の宝である。名古屋にも、もっとこういう人がいればと、ちょっぴりうらやましく思えた。
ふらっと入ってきたアベック。話を聞けば、名古屋の天白区で花屋さんをやっているとのこと。おー、奇遇。こんなところで名古屋の人と出会うとは。結局この日は、名古屋人でカウンターを占拠した。荒子で生まれた前田利家も、きっとご満悦であったろうと思う。(じつは、ボクは前田利家の荒子城のすぐ隣で生まれた。)
ご亭主もボクも、同じ料理人。結局なんだかんだといって、閉店時間をはるかに越える午後11時までお邪魔してしまった。本当にご馳走様でした。
須田青華。工房と店。
九谷を代表する陶芸作家で、天才、北大路魯山人に陶芸の手ほどきをしたことで有名。現在は4代目。
茶碗と湯飲みを少し買ってきました。名刺をお渡しすると、八事、八勝館の話になり、楽しく歓談させていただきました。
今では、須田青華を知らない料理人も増えていますが、一昔前の料理人からは絶大な人気があり、どこの料理屋に行っても必ずあるというほどの超の字がつくほどの人気作家でありました。現在でも十分通用する食器が多数あることを今回、確認してきました。ただし、お値段も高いので、相当根性を入れないと買えない。これは、というものは、やはり1枚4万円以上している。
最近のコメント