名古屋市の日本料理店 京加茂の亭主 京加茂おやじのブログ

自分の人生

 

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中部電力、「電気予報」、７月２日、土曜日。

安定した需給状況となる見込みです。

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若い人に限らず、すべての年代で、多くの人が自分の生き方を決めずに漠然と生きているような気がします。

ぼくの場合は、たまたま高校を卒業するころに近所の建築会社の社長さんが、「世の中に職業は二つしかない。それは、給料をもらう職業と給料を払う職業だ。どちらにするか決めろ！」と、なかば強引に脅されて将来の目標を見定めることが出来ました。だからというわけでもありませんが、やはり私たち大人が「いかに生きるか！」を今の若い人たちに教えていく必要があると思います。

とは言っても、外から与えられた目的は、本来の目的ではありません。目的は自分で作るものです。たとえば、誰か優れた人を見て、自分もまたあのようになりたいと思う。あるいは、傑出した人のことを本などで読み、自分もその方向へ進みたいと思う。これが志の第一歩です。しかし、自分が置かれた出発点とは、時代も環境も違うため、はじめに願ったようにならないのが人生の常です。

でも、刻苦勉励、努力を続けているうちにやがて自分なりの性癖があることに気がつきます。つまり我流の好みが生じてきます。じつは、この我流の好みこそ、己の個性に合致した本当の目的であり、なしとげてみたいことなのです。そして、我流の好みを通してこそ、はじめて本当の元気が出るのです。

心の奥底から湧き出る我流の志を実現する心踊りは、何物にも換えがたい大きな幸福感があります。

（２００１年に書いた文章に加筆。）

お昼の松花堂弁当「丸山」・・・１５００円（税込み）。

大間の本マグロをつけています。赤身の部分ですが。

しかってくれる人の大切さ。②（大昔、書いたもの）

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中部電力、「電気予報」、６月３０日、木曜日。

やや厳しい需給状況となる見込みです。
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人生はすべからく絶対の確信を持ってから力強く歩むべし、と言われます。

そう言われれば、それはたしかにそうかもしれません。でも、人間である以上、神様ではないのだから、先の先まで見通して、すみからすみまで見極めて、まったく誤りのない判断に基づいて、絶対の確信をもちながら歩むことは、まず不可能です。

だからこそ、過ちを少しでも少なくするために、毎日あれこれ思い迷って、さらに精一杯に考えます。その果てに、どうにもこれ以外ほかに道がなさそうで、だからこの道が一番よさそうで、そう自分では考えて、それでもまだまだ確信はないけれど、心もとないままではしかたがないから、己を奪いたたせて歩みます。自らを励まし励まし、歩みます。だから、すべての人から何かを学びたい。見識を持った人がいれば、その物の見方を学び、物事の本質をえぐりだす人からは、そこにいたった論理を教わりたい。

それでも、人間はしょっちゅう間違いを犯します。事業の分野を間違えなくても、店内の内装で間違える。店内の内装を間違えなくても、お客の選び方で間違える。お客の選び方を間違えなくても、人の使い方を間違える。人の使い方を間違えなくても、値段設定で間違える。値段設定で間違えなくても、肝心かなめの戦略を間違える。

もし、真実に基づいて、本気になって叱ってくれる人がいたなら、こんなにありがたいことはない。

もし、自分を鍛えてくれる人にめぐり合えたら、運命の神さまに心から感謝せずにはおられません。

しかってくれる人の大切さ。（昔、書いたもの）

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中部電力、「電気予報」、６月２９日、水曜日。

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世の中の権威や権力に真っ向から立ち向かい、尻をまくって歯向かうことは、得なことではありません。だから、世の中のほとんどの人たちは、権威や権力に対して適当に合わせ、なるだけ自分に損害が蒙らないように対処します。しかも、そういう人たちというのは、社会のルールと一般常識を持ち合わせた“善意あふれるいい人”が多いので、あたかもそのように振舞うことが一人前の大人のすることだと思われがちです。

ところが、「この善意あふれるいい人」こそが、本当は困る人たちなのです。なにか物事を頼めば、快く引き受けてくれる。なにかしらの人生の分疑点に指しかかり思い悩んだとき、自分の考えを話せば、ただちに賛成してくれる。いつも表面的な思いやりに満ち溢れ、他人の身を案じたふりをして、ケンカすることなどもってのほかという人種です。

しかし、そうした「いい人」のそばにいると、ぬるま湯の中でぬくぬくと生きるのが習いとなり、一人の人間としての成長はおぼつきません。だから、いい人というのは、じつは、真綿で首をしめる人だと思わないといけません。

人間が、成長、飛躍するには、一度、「いい人」から離れる必要があります。

あいかわらず大本営発表を続けているかもしれない日本政府。

日本の原子力発電施設は、１３ヶ月稼動させたら定期点検のために止めなければならない。一度止めたら再起動は世論が許さないので、来年の４月には日本のすべての原子力が止まる。

そうなると、発電できる電力は現在よりも３０パーセント減るらしい。とくに関西電力と九州電力は原子力に４割ほど頼っているので、来年の４月には計画停電どころではないほど、もっと深刻な状況になる。

このことにもっとも敏感に反応しているのは、外資系の企業である。電気がないところに事務所なんて構えてはおられない、ということで、日本脱出を真剣に計画しているらしい。おそらく今後、グローバルに展開している日本の大企業で、これに追随する会社が出てくる可能性がないとは言えないから、もしそういうことが現実に起こり始めれば、日本経済は一気に崩壊へと突き進む。

我々はそこまで視野に入れて、これからのことを考えておく必要がありそうだ。

福島地域の政府が発表している放射線量は、どうも怪しいのではないかという話も出てきている。もちろんそれは過少に発表されていると疑われているのである。なにしろ非公式に出回っているものと比べたら１０００倍もの差があるのだ。もし政府の発表が正しいとすれば、原発から５キロ圏外の地域は、もう充分に帰宅できる線量だ。帰宅が一ヶ月遅れれば、１兆円、半年遅れれば６兆円、１年遅れれば１０兆円以上、住民に対する補償額が増えると言われているので、それを税金でまかなわなければならないことを考えれば、一刻も早く帰宅させてあげたほうが、住民にとっても、そのほうがいいに決まっているし、国民にとっても負担が少なくて済む。しかし、これが１０００倍の放射線量だとしたら、帰宅どころではない。まだ１年は帰宅することができないので、早くそのことを避難されている人たちに伝えたほうがいいということになる。

大前さんがついに動き出した。今の政府、民主党には、福島問題を解決する力も、国民に対するリーダーシップもないので、自分にすべてをやらせてくれれば、３ヶ月でこの問題の決着をつけるからすべてやらせろ、と民主党に対してオファーを出しているとおっしゃっていた。

それと、菅総理にビデオを届けたらしい。どんなビデオかというと、大前さんが菅総理になったつもりで、国民に対する演説を収録したビデオである。菅さんにこのビデオを見て、これをこのまま国民に対して言えと伝えたらしい。今後、その演説を菅さんがするかどうかはわからないが、一国のリーダーである総理としては、なんとも情けない話しである。

天草の岩がき。かなり濃厚です。

停止していてもリスクはほとんど同じ。

原子力発電施設というのは、一度火を入れてしまえば、あとは運転中であろうが、停止中であろうが、使用済みの核燃料棒が施設内にある限り、事故とか、地震や津波などの天災が起きた場合のリスクはほとんど変わらない、というのをみなさんはご存知でしょうか。

つまり、菅総理が、浜岡原発を運転停止へと追いやりましたが、これはまったく意味のない政策だったということになります。

ではなぜ停止させたかというと、アメリカから強い圧力があったからです。浜岡原発がもし福島と同じようなことになれば、横須賀の在日米軍基地が機能停止に追い込まれるので、そんな原発を稼動させているのはまかりならんと。つまり、浜岡を運転停止させたのは、日本国民のためではなく、アメリカのためにやったのです。だから、菅さんは、他の原発が本当に安全かどうかわからないのに、他の原発は止めなくてもいいとまで言ったのです。開いた口がふさがりませんね。

太陽光発電や風力などの自然エネルギーによって電力のすべてをまかなおうと思えば、電力料金が現在の１、５倍以上になるらしいです。

家庭用電力料金の国際比較。１キロワットあたりイタリアを１００とした場合。２００７年のデーター。

デンマーク・・・約１３０

オランダ・・・約１１０。

アイルランド、英国、ドイツ・・・約９０。

オーストリア、ルクセンブルク、日本・・・約８０。

ニュージーランド、スイス・・・約６０。

韓国、アメリカ、オーストラリア・・・約５０。

台湾、カナダ・・・約４０。

南アフリカ・・・約３０。

デンマークは、ほぼ自然エネルギーによる発電を行っているので、この価格になるそうです。その一方で、南アフリカは国が補助をしているので料金が安いということです。しかし、独占ではなくて競争原理が働けば、アメリカぐらいにはなるらしい。

アマダイ一塩焼き、茄子田楽、ヤングコーン。

庭木の手入れ

隣の事務所付き貸し倉庫(？)の管理会社さんから、店の庭木が境界線から出ているとのご指摘を受けたので、早速、庭師さんにお願いして、植木の剪定をしていただきました。

それまで肥料と農薬散布を月並みにやっていた店の庭を思うところがあって、無農薬、無肥料の「自然栽培」に切り替えてから今年で４年目。肥料と農薬の助けを借りて育ってきた庭木にとっては、かなりストレスの大きな４年間だったと思います。そのため、植木たちのことを考えて剪定はほとんどせずに自由に葉と根を出させてきましたが、この間、植物がもつ本来の生命力をフルに発揮して、虫の害にも決して負けず、細菌性の病気にもやられずに元気に育ってきました。

それを今回、バッサリと剪定して、葉と枝の量が一気に少なくなったため、根から吸い上げる水の量と葉から蒸散する水の量にアンバランスが生じることになったので、今夏は植木の状態を注意深く見ていかなくては、と思っています。聞くところによると、根から吸い上げる水の量を少なくなった葉が蒸散しきれなくなると根が根腐れを起こすそうなんです。

菘舟園（そうしゅうえん）のオヤジさんと息子さんにやっていただきました。

玉造などのように刈り込むことは一切せず、すべて自然風の剪定です。

自然風剪定とは、野山に自生する木々のように庭木を伸び伸び成長させるために絡み枝・枯れ枝などを取り除き、枝打ちや枝抜き剪定を基本にして自然樹形に近づける手法です。その際、これから先の成長を見据えて、伸び過ぎた枝に代わる若い枝を形成させる剪定（交代枝剪定）にて維持管理するため、庭木の樹勢を落とさずに自然風の庭木が楽しめます。

マキの木。今年になって２回目の剪定です。

ひとり生えのクロガネモチ。

今週の宿題

今週の大前さんからの宿題はこれ↓

「もしあなたがBekitt　Rekitt　Benckiserの　Bart　Becht　CEOとすればこの１０年間の輝かしい飛躍をいかに次の１０年間につなげていくか？」

まったく知らない会社（どうもイギリスの日用品を売る会社らしい）なので、いろいろ検索してみたが、日本語サイトではほとんど何の情報も出てこないので、日本での知名度はゼロに近いみたいです。英語のサイトばかりでは、ボクとしては、お恥ずかしい話しですが、まったくのお手上げ状態。これはもうメシ屋のおやじの教養と知能と言語力の限界をはるかに超えている。

ガキのころだったら、こういう場合、エンピツを転がして答えを決めるか、誰かのノートを写すか。あるいは、宿題を無視するかの三通りしかない。

それで、カンニングをするために、やはりいろいろ検索していたら、英・オランダの日用品大手ユニリーバの拡大成長戦略みたいなことが書かれたサイトがあったので、それを丸写しにして、提出しよう。社会に出たら、カンニングをしてでも正解を出して、より上手にやった奴が勝ちだ、と大前さんも言っていたし・・・・・・

ひろうすと巻き海老のお椀。

無農薬、無肥料で栽培している「あぐりーも」さんのタマネギ。

ノラの親からはぐれた子猫

先週、店の縁側で保護した子猫が、今日、新しい飼い主さんによって、とりあえず引き取られてゆきました。先方さんには、すでに猫が一匹いるそうなので、その猫との相性を確かめるためにしばらく一緒に過ごします。

一週間寝起きをしていたこの段ボール箱ごと新しいおうちに引っ越しました。

二度と戻ってくるなよぉーー。新しいおうちで幸せに・・・・・

一流の人

人生を５０年近く生きてきて、今まで実際に出会った人たちのなかで、「この人には絶対かなわない」と思った人が４人いる。

まず一人目が、野球のイチローである。同じ愛工大名電で、後輩ということになるが、ボクがまだ10代そこそこの若者であったとしても、朝から晩までどれほど練習しても野球ではイチローを抜くことは、絶対にできないと思った。

二人目が、巷でお金儲けの神様と言われている「邱永漢 」さんである。ボクが事業家を目指し、死ぬほど努力したとしても、この人よりも金持ちになることは絶対にないと思った。

三人目が、世界一の問題解決能力を持つ「大前研一」さんである。ボクが死ぬほど勉強しても、この人よりも頭が良くなることは絶対に不可能だと思った。

四人目が、南禅寺、瓢亭のご主人「高橋英一」さんである。ボクが死にっきりになって料理の勉強をし、料理とその周辺の研鑽をどれほど積んでも、この人には勝てないと思った。

一見情けない男のように感じるかもしれないが、観客でいるよりも選手。傍観者であるよりも実行の人。人に教えてもらうよりも自分で発見する。批評家でいるよりも実践の人になろうと、つまり、口舌の徒にはなりたくないと常々思っているので、その実力の違いに打ちのめされるのである。

あ、まだもう一人いた。六代目○○組の組長さんの出身母体である○○組を作った親分さん。この人も本当にすごい人だった。

親からはぐれてしまった子猫。

迷い込んだ子猫。

昨日の朝、子猫の鳴き声がするので探してみたら、店の縁側の隙間から下に落ちているのを発見。

親猫がそのうち連れに来るだろうと縁側の板を１枚はずしてそのままにしておいたが、丸一日たっても現れないので、かんたろうが保護して、エサをやっていた。

しかし、どうも猫の様子がおかしい。目が見えていないような感じなのであります。

犬のれんたろうと遊んでいるところ。れんたろうのほうも、産まれてはじめて子猫を見るので興味津々な様子。尻尾を振りながら執拗に追い掛け回す。最初は子猫のほうも威嚇していたが、じきに慣れてごらんのとおり。

段ボール箱の中に入れて、今日一日、店の縁側において置いたら、二人のお客さんから引き受けたいとのお話しをいただいた。感謝、感謝。

それにしても、かわいいことはじつに得なことであると痛感した。猫でも、犬でも、人間でも、歳をとればとるほど引き受けてがいなくなる。芸（職能）がない者は特にそうであろう。

手のひらのサイズだから、生後一ヶ月ぐらいなのかなぁー。 みゃぁ、みゃぁと鳴くので、いつのまにか「みゃぁちゃん」と呼ばれるようになった。